この週末はボストンに来ています。
夫がプルデンシャルのコンベンションセンターで学会がありその期間中に誕生日を迎えるため、家族バラバラで過ごすよりはみんなで一緒にいたいという事で学会に便乗してやってきました。
夫は気が散るようで迷惑そうですが…
滞在はMarriot at Back bayというコプリースクエアにあるホテルでプルデンシャルとは連絡通路で繋がっています。
スーパーも目の前に位置し、ボストンの銀座とも呼べるNewbury StやBoylston Stが徒歩圏内なのはもちろんパブリックガーデンやボストンコモンへも少し足を伸ばすだけで行ける距離。
大変便利なロケーション。
今回はお部屋が36階だったので海と紅葉に包まれたボストンの街並みの組み合わせは絶景。
この時期に来れたのは幸運なことかも。
こちらに住んでいた時に観光はずいぶんしてきたし、なんといっても11月のボストンで半袖で過ごせる暖かさなんて滅多にないので自然を満喫することに専念しています。
サラダやフルーツとパンを調達してパブリックガーデンまでの道のりを楽しんだら子供たちをストローラーから降ろして走り回らせる。
色とりどりの紅葉はニューイングランド地方ならではで、どうしたらこんなに美しく色が組み合わされるのかと昔の庭師たちの仕事の素晴らしさに感銘を受けずにはいられません。
ピクチャレスクとはまさにこういう事を言うのではないでしょうか?
夫の誕生日である今朝はマンダリンオリエンタルで朝食を頂き、ノースカロライナにはない都会の空気を堪能しています。
egg benedictは通常ハムがのっていますがハムの気分ではなかったので以前ロンドンのヒースロー空港のGordon Ramseyのお店で頂いたNorweigian benedictを思い出しハムをスモークサーモンに変更してもらうことにしました♡
スモークサーモンの塩気と食感がポーチドエッグと相まって大変美味。蕩けるお味とはこの事。
egg benedictがお好きな方はどうぞスモークサーモンバージョンも試してみて下さいな♡
何をする訳でもなく、こちらのお友達と会いおしゃべりをしたり、子どもと自然を満喫したり。
健康的な毎日を過ごしています♡
やっぱりボストン好きだなぁー…こっちに住むのもいいよなぁー…なんて考えてしまう11月の美しい午後なのです。
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本日ジル・ローゼンウォルドのスタジオ見学に行ってきました♡

日本では全くもって知られていないと思いますが・・・
ジルは陶芸作家ですごくアメリカ人女性らしいボールドなはっきりした、かつ華のあるお皿や花瓶などを作っている方です。
今朝起きたらジルのメールアドレスから連絡が直々に入っていて「直前になってしまったのだけど、実は今日オープンスタジオだからもしよかったらこない?」って!
以前、「スタジオに遊びに行きたいけど、平日に子ども連れてボストンの中心街まで行くのはちょっと難しいな」と伝えていたからだと思うのだけどー。
今週はボストンで過ごす最後の週末で、今日は何も予定を入れていなかったので(旦那さまはまだ出張中。)ボストン美術館でも行こうかなぁと思っていたので、ちょうど良かった☆
スタジオはチルドレンズミュージアムのある通り沿いにあります。
スタジオの入り口の前で入る直前に息子ちゃんがクッキー食べたいと大泣きをはじめてしまい、なんとかなだめようとしていたらジルが中から顔を出して、「大丈夫?」と。そして中におもちゃもあるから~といってジルのお子さんが小さい頃に使っていたという飛行機らしきのりもの(お友達が作ってくれたものだそうだけど、完全に飛行機とは言い切れない見た目。笑)と、別のデザイナー、ジェニーのお子さんの電車セットまで出してきてくれて、なんとも子どもに優しい方でした。
そんなわけで、私はジルのスタジオと世界観を堪能・・・
最新シリーズのお皿を1枚自分用のボストン土産として購入!
今はプチプチに包装されてるので、写真は見せられないけど、今度お料理を作るときにぜひお披露目したいと思います♪
今までのジルのスタイルは「ボールド×カラフル×ゴールド」な元気な作品が多かったけど、彼女いわく『タイト』だからもうすこし『ゆるさ』を追求しようと試みているんだとか。
実際に私が購入したものは、オンラインで買える最新シリーズではなくて、そのデザインを作りあげる間に、色々と遊びで何ができるか試している間にできあがった作品だとか。
ちょっと書道の世界をかいまみたようなモノクロ×ゴールドのスクエアプレートなんだけど、和食も盛れるし、おしゃれな前菜もいける系です。
実は他の作品と迷っていたのだけど、ジルと作品のここが気に入ったとかなんとか色々話をしてたら、「あなたにはこっちのほうがよさそうね」と後押ししてくれたものでもあります。
日本ではジルの作品のようなお皿はなかなかみかけないですし、また作り手の顔を見て食器を買える機会なんてめったにないですから、ものすごくテンション上がってます、ワタシッ!
ボストンを去る前に、こんな機会に恵まれてよかった。
いろんな方からボストン土産をいただいているのだけど、自分ではこれといったものは用意してなかったんです。
でもやっぱり、ボストンはとても素敵な街でまたいつか戻ってきたいと思っているし、自分だけの宝物アイテムがひとつくらいあってもいいですよね。
興味がある方はぜひオンラインでものぞいてみてください♪そしてスタジオ見学も面白いですよ。
この近辺はそのほかにもたくさんアートスタジオもあるし、街歩きなども楽しいかもしれません☆
Jill Rosenwald
http://www.jillrosenwald.com/
昨日はお友達に誘ってもらってNorth AndoverにあるStven Coolidge Placeというお屋敷とお庭が素敵なところへいってきました☆
目的は子供たちの写真撮影。
たくさん素敵な場所があり、そこにいるだけで絵になる写真が撮れました~。
こういう歴史的な美しい場所があって、かつ人がウジャウジャしてないのがアメリカのいいところ~♪


お花もたくさん咲いてます。


思わずうちの『王子とお姫様』と思ってしまった親バカな私・・・☆

駐車場もあるし、子供たちがかけまわれるスペースが存分にあるので、子供たちを気兼ねなく連れて行くことができる場所でした。
花の見ごろは6月から9月までとのことなので、ボストンママのみなさま、行かれる際はどうぞお早めに~。
以前少しだけご紹介しましたが、つい先日友人宅で狂言師による舞いを鑑賞させて頂きました。

友人はプロの日本舞踊の踊り手であり、彼女のお宅で着付けの先生をお呼びして着付けレッスンを定期的に開催されています。
私が参加させて頂いたのは浴衣パーティー☆
着付けのレッスン後にポットラックでお料理を持ち寄りみんなでご飯をたべて交流会。
そして今回のスペシャルゲスト、狂言師の先生が舞を披露してくださいました。狂言は本来なら単独でできるものではなく、仕手と呼ばれる主人公と、歌を唄う人で成り立つようなのですが、今回はお一人で渡米されていらっしゃったので、「狂言ではなく小舞です」、とおっしゃってました。
もうその所作の美しさ、美声、表現力どれを見てもため息がでるような舞をみせて頂いて、ど素人の私でもなんとなく話の意味が伝わるような気がしてとっても楽しませていただきましたよ。私のつたない言葉では語りきれませんね!
うちの姫も鑑賞する気満々で、いちばんの特等席を陣取ってました。笑

狂言とは日本の伝統芸能のうちの一つで、面をかぶる能とあわせて能楽として語られることが多いですが、能が能面をかぶって演ずる悲劇とすれば、狂言は現世をあらわした笑劇、喜劇だそうです。今回お話を伺ってはじめて、狂言と能の違いがはっきりわかりました。なんだか狂言にはまってしまいそうな予感です・・・☆
いやー、しかし。やっぱり日本の着物って言うのは美しいですよね!浴衣ももちろん風物詩でいいですけど、男性の袴姿っていうのはなかなかお目にかかることがないのですが、この結び目といい、腰から裾にかけて拡がっていくなんとも言えないダイナミズムにあらためて、日本の着物の良さを実感しました。
私も本格的にお着物が着れる様になりたいものです!
アメリカは、この週末はレイバーデイの3連休で、どこもかしこも連休モード。
日本に比べてというか世界的にみてもアメリカは3連休が少ないので、騒ぎたくなるのも無理がないのかも。
さてそんな3連休初日に、初めてのポロ観戦に行って来ました。ポロって、ポロシャツとポロラルフローレンしか知らない私。これを読んでる皆さんも9割がた、ポロが具体的にどんなスポーツか言えないはず。
夫の友人に誘われて行くことに決めたものの、さてどんな服を来て行こうかと思って頭の中でどんな感じか想像しようと思ったのだけど、まーったく想像がつかず。競馬だったらなんとなくイメージがわくのだけど。
思い切って旦那さまに「ねぇねぇー、ポロって競馬?」と聞いてしまいました。そしたら、「違うよ、馬に乗ってチームで戦うやつ」とのこと。そう言われて初めて、あぁ、あのポロシャツの胸のところについてるマークの、馬の上に人が乗って帽子かぶって長い柄の棒を振り回してる画が頭に浮かびました。でもやっぱりどんな服装で行くかは想像がつかず、Googleのイメージ検索で『ポロ 観戦 服』などのようなものを調べてみましたが、なんだかはっきりしません。
どうしてこんなに服装にこだわっているかというと、西洋文化の中では『馬=上流階級の遊び』のイメージがあるから。
先ほど『競馬だったらイメージが沸く』と書きましたが、これは日本の競馬のような『キャップをかぶったおじさんが新聞片手に競馬観戦』のイメージではなく、マイフェアレディのオードリーヘップバーンが大きなつばのついた帽子をかぶっているシーンがあったと思いますが、そんなイメージなのです。とにかく女性はオシャレをして、大きな帽子をかぶっていく。
ですが、今回は競馬でなくてポロ・・・。本当はせめてラルフローレンのポロシャツを持っていればいいなと思ったのだけど、ポロシャツを普段から着ることがないので、ま、とりあえず白いシャツにジーンズでも履いてくか。と、若干諦めて会場へ。
試合は夕方5時からだけど、友人たちは1時には会場入りして『テイルゲート』をするとのこと。一般的な『テイルゲート』とはアメフトや野球、ホッケーなどのスポーツ観戦の前に友人同士で早くに集まって駐車場でバーベキューをすること。だいたい、アスファルトの駐車場でアメリカンサイズなおじさんたちが大きなバーベキューグリルを持ち込んで肉を焼いている姿をよくみかけます。
私たちはテイルゲートはしたことなく、「子供たちもいるし、そんな4時間も前に行って駐車場で時間潰してもねぇ」といって、試合開始の1時間前に合流することにしたのですが・・・

全然イメージと違う!!
テイルゲートの場所はアスファルトの駐車場ではなく、ポロのグラウンドの目の前の緑の芝生。
ゆったりとしたスペースのテントのまわりにキャンプチェアを置いて、テーブルには花瓶にいけられたお花が飾ってある。
そして屋外にもかかわらずプラスチックのコップではなくちゃんとしたグラスでスパークリングワイン。しかもイチゴ入り。
ひゃぁ~・・・普通のテイルゲートとはかけ離れてますよ・・・

そして会場の中を少しまわってみて」ると、いました、つばひろ帽をかぶった人!!
あぁ、やっぱり。「誘ってくれた友達にドレスコード確認するべきだったか・・・」と少し後悔。
ほとんどの人はそれなりにおしゃれをしていて、女性は最低でもワンピースが基本。いつもすごくカジュアルな友人でさえ、ワンピースを身に着けていれば、それがどれほど重要なのかがわかるってもの。
ジーンズをはいてるのなんて、私と高校生の女の子ぐらいよー!まー恥ずかしい!
若い男の子たちだって、チノパンやらオシャレなハーフパンツに襟付きシャツと蝶ネクタイ、オシャレ眼鏡に帽子まで。年配の男性は襟付きシャツにジャケットを羽織り、頭には中折れ帽。
しかも友人いわく「前回来た時に、寒くて途中でジーンズに履き替えたら全身着飾った女性に『ねぇ、ハニー。いくら寒くてもその格好はないんじゃない?冬用の白い洋服だってちゃんとあるんだから』」と言われたそう。友人はその人のことを『かんじの悪い女!』と呼んでいましたが、それでも服装に気をつけるということは真理なんでしょう・・・。
・・・次回はオシャレしてきますっ!!とこの後は終始胸に誓いっぱなしでした。がっくり。
会場となるグラウンドは、試合の直前まで開放されていて、子供も大人も広い芝生の上で遊ぶことができます。凧揚げをしてるひと、ボール投げをしている親子、犬の散歩をさせてる若者などそれぞれで、まるで公園のようなかんじでした。
会場の隅にはもちろん馬がいるので、うちの息子ちゃんも友だちのロケット(ボストンテリア)と一緒に馬に会いに。

そんなこんなで時間が流れていき、試合開始10分前くらいになると会場に赤いヘリコプターが飛んできました。

何をするんだろうと思ったら、なんとヘリコプターがグラウンドに降り立ちました!そして中からでてきたのはポロの選手!どうやら両チームのキャプテンみたい。
登場方法までセレブなの?なんて唖然としてしまいました。
でもなかなか間近でヘリコプターを見る機会もないし、ワクワク。

このポロの試合は国際交流戦でアメリカ対イングランド。試合開始前には両国の国歌斉唱です。
観客が一斉に立ち上がり、観客の応援ムードもたかまってきて試合開始。
ポロは7分間のチャッカと呼ばれる時間を6回繰り返し、点数を競うゲームで、馬に乗ったサッカーもしくはホッケーのようなイメージ。4人制で行われ、馬は連続したチャッカには出場できないので、最低でも1騎手に対し2頭、1チームで8頭以上の馬がいないといけないんだそう。日本にはポロ選手が3人登録されているそうですが、3人だとチームが組めないので日本ではなく外国に所属してプレーをされているんだとか。
確かに国土も狭く、馬になじみの薄い日本人にはなかなか定着しなさそうなスポーツですよね。


3チャッカ終わると、ハーフタイムで、観客みんながグラウンドに繰り出し、グラウンドをならすんだとか。私も地面を見つけては踏みふみしてみました。

みんなそれぞれ好きなように散歩したり遊んだりします。我が家の息子ちゃんも得意顔で繰り出してました。

試合中にお馬さんが用を足すこともあるので、踏まないように気をつけなきゃいけないんですが、先ほどまで馬が勇ましく駆け回っていたグラウンドへ、観客総出で繰り出し芝生の上を歩くのはなんともいえない高揚感。夕陽をあびた芝生がキラキラと輝いて自然とみんなが笑顔になっていました。

試合は13-10でイングランドが勝利を収めましたが、どちらの国出身でもないわが家はどっちが勝っても負けても関係なく、とにかくこんな素敵なスポーツ観戦ができたことに大満足☆
旦那さまと二人で、「こんなテイルゲートって知ってたらもっと早くに来たのにね!」なんて顔を見合わせて、次はもっと早く来るぞと心に誓ったのでした。
まだまだ知らないことがたくさんのアメリカ。こんな楽しい発見があるなんて、ホント幸せです☆